声優レッスン帖

プロファイリング・ザ・キャラクター

皆さまこんばんは。

今回はインプット、キャラクターを演じるに当たっての設定資料や原稿(以下、資料とします)の読み方にフォーカスを当てていこうと思っておりまする。

さてその資料ですが、何にも考えずに読んでも、まーったく身になりませぬ。要点をしっかり押さえて読むことではじめて生きたお芝居に役立てるようになるのですね。

ではその要点とは何か?簡単ですが、順を追ってお伝えしていきます。

 

・世界観

どんな世界どんな時代で繰り広げられるお話しなのか知りましょう。その世界での常識、ルールを知ることによって、登場人物の考え方などがわかりやすくなりまする。

 

・どこで生活しているのか?

舞台となる世界が理解できたあとは、自分が演じる人物がどこで生活しているのか探っていきましょう。生活している場所の違いで、人の考え方は大きく異なってきます。例えば、裕福な貴族の生まれで何不自由なく生活している人物と貧しいボロ屋に住んでいて食べる物に困ってる人物。同じ「食事を摂る」という行為でも各々の捉え方は大きく違いますよね。

 

・どんな人物か?

ここでようやく人物像を探ることになります。どんな性格か、どんな考え方をするのか、どんな過去があるのか。などなど。

 

これらをすることによって、自分が演じる人物像が具体的になります。すると、作品中のその人物の役割がわかるようになってきます。

当然、村人1とかの所謂モブキャラでも同じよ。いや、むしろこういった人物を演じる時の方が大事になってきます。

セリフ一言だけだからって、上記を等閑(なおざり)にして、そのセリフ「だけ」に意識が向いて、どうやって言おう?ばかりでは、トンチンカンな独りよがりのお芝居になってしまいます。

ひっくり返して言うと、これらがしっかり読み解くことができれば、迷子にならずに安心してお芝居に集中することができるってワケですな。まあ、最初のうちは安心なんてできないけど、不安要素の軽減にはなるかなと。

あ、いけね。大事なことを忘れてました。調べたことは、必ず書き出しておくこと。色々調べていくうちに齟齬が出てきたりすることがあるので、調べた物をしっかりと書き留めて、キチンと検証もしていきましょう。

んではまた。

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